2024-04-01から1ヶ月間の記事一覧

この国のかたち(16) 大企業優遇2.3兆円

私は、農家の立場から、わが国農業の止まるところを知らない衰退と国民の食料自給力の減退に警鐘を鳴らし続けている。その対策として、国の農業予算の4倍増、5倍増が必要だと考える者だ。もっとも重視すべきは新たな農家育成のことで、そのために毎年1兆円の…

徒然に(13) 新たな出会い

耳の故障が進み、人との会話がますます困難になってきたので、別のコミュニケーション方法が必要になった。内耳のセンサー崩壊が進めば、補聴器という補助手段には限界があると分かった。音声をスマホの画面に文字で表示するアプリも試したが、スマホ画面ば…

この国のかたち(15) 国民の食料をどうするのだ(その二)

食料・農業・農村基本法改定案の審議について、国会審議が続いている。朝日と赤旗で、その取り上げ方を比べてみようと、4月1、2、3、4、5と5日間の記事を確認してみた。朝日はこの間、1行も記事にしていない。対して赤旗は1日、3日、4日、5日とほぼ連日取り…

有機農家を育てる(10) 女性を主役に

昨年春、新たな新農家育成組織を旗揚げした。笠間・城里地域有機農業推進協議会(笠城有推協)だ。笠間市と城里町で、5年以上の営農経験があって指導力を有する8有機農家で構成している。茨城県認可の研修機関として、研修生は国の制度による助成金を利用で…

徒然に(12) 春の野菜考

また春の端境期がやってきた。4月から5月半ばくらいまで、穫れる野菜の種類が激減する。ところが、スーパーマーケットには種類豊富な野菜が所狭しと並んでいる。これは北から南からさまざまな野菜が届き、温室育ちのナスやキュウリ、トマトなども流通してい…