期待される農へ

期待される農へ(1) 農業協同組合(その三、農家育成活動)

農業協同組合の現状に問題点は多々あるが、その一つが人づくり行動の弱さである。農家が激減に次ぐ激減の最中にあって、農家数の維持にさえ積極的に動いているようには見えない。生産者の減少は農産物取扱量を減らすばかりでなく、購買事業、信用事業など、…

期待される農へ(1) 農業協同組合(その二)

協同組合の存在意義が世間に伝わらなくなってきた、と前話で書いたが、それは農協職員自体の理解についても言えるかもしれない。かつての農協職員は、その多くが農家生まれの人々だった。その時代は、職員が家に戻れば農家(組合員)の家族として農協の恩恵…

期待される農へ(1) 農業協同組合(その一)

農家生まれの小せがれは、農業協同組合(農協)なくしては人並みの教育を受けられなかった。農協様様だった。農産物の販売はすべて農協頼み、売り上げは農協の口座に預け、生産用の資材だけでなく生活用品まで共同購入ができて、ほぼすべて口座引き落としで…