小さな農と未来のことと…虫めがね畑の1,000字ブログ

2023年、私は69歳、しわの多いじいさんになった。

少々くたびれかけた農民のひとりだが、これまでの経験を振り返って、来し方を整理してみたいと思うようになった。頭の中のファイリングでもあるのだが、そのことで少しは誰かの役に立ちたいとも思う。

そのねらいは、不安材料が増すばかりのように思える21世紀、この時代に生きる若い人たち、子どもたちに何かを残せないものか。近い未来を、より良き未来に変えるヒントを提示できないものか。そんな思いが募ってのことだ。

話題は、それぞれ1,000字くらいにまとめて、簡潔に綴ってみようと思う。

 

 このブログに綴る話題は5つくらいか。

  • 農と暮らしの技(わざ)
  • 有機農業と環境
  • 日本とその社会のあるべき姿
  • 小さいことはいいことだ
  • 徒然に思うこと

 話題のことは、先々、拡大していくかもしれないし、それぞれが混じり合って収拾がつかなくなるかもしれないが、その時は改めて整理し直そう。

 新潟県の小農民の家に生まれ、農業を学んだ後に農業専門学校で34年勤務。野菜栽培と有機農業の技術教科を担当した。定年前に退職して自ら独立就農し、「有機農家になりたい」人々の手助けをする研修農場を12年運営してきた。この間、多くの人たちの力を借り、多くの人たちと知り合った。人々との交友が何よりの財産になった。親しい人々との共通の思い、視線はすべて「未来」に向かっている。このブログを綴ろうと思った理由はそこにある。

 

 本来の農のありかた、有機農業の技術や暮らしのあれこれが話題の中心になるだろう。週に2~3本のペースで綴ろうと思う。目にとめてくれる人があれば嬉しい。